算命学とは?守護神の出し方と相性の見方【生年月日で全てが分かる】

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算命学という占いを知っていますか?

生年月日ひとつで色々なことが分かってしまうというこの占い。

今回は気になるその全容について
お話していきたいと思います。

1. 算命学とは?

そもそも算命学とはどういう占いなのでしょうか。

これは運命学の流派の一つであり、
その土台には干支暦をもとに年と月と日の干支を出して人の運命を占う
中国の占星術と、中国陰陽五行思想が用いられています。

陰陽五行思想とは、
この世界に存在する全てのものには、
陰と陽という名の相反する気が流れているとされ、満ち干きを繰り返しながら、
木・火・土・金・水の5つの要素が
互いに影響し合って存在しているという考え方です。

この算命学を応用することで、
その人が持って生まれた星や守護神の位置などから、
特性や宿命、相性などを算出することができます。

そのために必要なのが生年月日です。

例えば家主の生年月日から引越しの時期や、
家を建てるのに好ましい時期を割り出したり、
恋愛ならプロポーズをするタイミング、仕事なら勝負所、といった風に、
時間に関わる運勢も判断してくれます。

算命学では、
3×39つのマスに生年月日から割り出した
干支を当てはめて作る命式と言うものを使い

上記のように様々なことを占います。

その計算方法はとても複雑なので、
プロの占い師も自分で計算するのではなく、
万年暦や早見表などを使って調べるそうです。

ですが今はipadなどを用いて、
生年月日を入力するだけで、
一瞬にして命式を算出することができますので、
気になる方はやってみて下さい。

計算については、
占いの館などでデジタル化されているようです。

2. 算命学で一番大切な『守護神』

算命学の中でも特に重要だと言われているものがあります。

それは守護神と呼ばれるものです。

守護神は読んで字のごとく、
その人を守ってくれる神様のこと、
つまりは守り神です。

守護神はそれ以外にも人が人生を全うするための
サポートをするという役割があります。

これは生まれながらにして誰もが持っている存在です。

但し、守護神はあくまで貴方を守り、
人生をサポートするのみ。

要するに貴方の運勢を安定させる役割を担っているのですが、
幸運を運んでくれるというわけではありません。

加えて守護神から得られる助けは人それぞれ。

貴方の性格や運命を表す9つのマス(命式)の中で、
貴方の守護神が高い位置にあればあるほど、
守護神の助けは多いと言えるでしょう。

助けが多い人は比較的苦労することなく、
本人が思い描く人生を思い通りに歩める傾向にあります。

反対に守護神の位置が低い、
つまりは助力をあまり受けることが出来ていない人はなかなか思い通りにいかず、
苦労する傾向にあるのです。

これだけを見ると抗いようのない
理不尽な事実のように感じるかもしれません。

ですが落胆せず、
どうか前を向いてください。

確かに守護神という存在は重要なものですが、
算命学にはそもそも良し悪しなどという解釈は存在しませんし、
誰にでも平等に解決策を提示してくれるのが
占いというものなのですから。

 

 

 

3. 算命学における「天中殺」

算命学における天中殺というものは、
どんなことをしても天の加護や人の助けを得られない期間のこと言います。

この期間というものは誰にでも平等に訪れるもので、
その頻度は12年のうち2年間、12ヶ月のうち2ヶ月、
12日間のうち2と言われています。

この期間中に新しいことを始めたり、
何かに挑戦したりすると初めの方針とは異なる方向へと進んでしまう
ため、
その時期に何かをすることはあまりオススメできません。

というのも、
この期間中は心が不安定になりやすく、
焦りが生じやすくなります。

それがためにかえって何かしなければと思い、
結果的に上手くいかなくなるという訳です。

算命学で占ってもらった場合は転職や転居、
結婚などは天中殺の時期を避けるように
アドバイスされるはずです。

また、時間帯によっても
天中殺の刻というものがあります。

例えば話ですが、婚姻届けを提出するのは午前中が良い、
もしくは夜間が良いといった物事に適したタイミングを、
算命学は占うことが出来るのです。

とはいえ、天中殺だからといって、
神経質になる必要はありません

怖いイメージを持たれがちな天中殺ですが、
そういう逆境の時こそ人は本来のパワーを発揮することができることもあります。

また、そういった時を成長のチャンスであるという風に、
前向きに考えることも実は可能なのです。

結局のところはピンチをどう受け取るかという判断は、
その人自身の問題である、ということです。

 

 

 

 

4. 算命学で占える自分と相手の相性

算命学では物事のタイミングの他にも
自分と相手の相性貴方自身の本質を導き出すことが可能です。

勿論、これらを占う場合も命式が使われます。

まず相性についてですが、
基本特性を表す9つのマスの中に入る干支からお互いの特性を見て、
合う干支と合わない干支バランスが取れる相性かどうかなどが分かります。

自分のマスの中に相手が持つ守護神や星が入っている場合や、
逆に相手のマスの中に自分の守護神や星が入っている場合、
もしくはお互いが互いの星を持っている場合というのは、
とても縁が強い相手であるということが分かります。

縁が強いということは多少性格が合わないことはあるかもしれませんが、
なんだかんだいってもずっと一緒に居ることが多い相手、ということになります。

ですが反対にお互い相容れない星を持っている場合だと、
残念ながら2人の縁は薄いという結果になるのです。

次に貴方自身の本質についてですが、
これは日干(ひぼし)と言います。

命式によって算出された
貴方自身の9つのマスの左上にくる干支によって、
貴方の本質はどのようなものかを知ることが出来るのです。

下にその一覧を書いているので、
ご自身で一度調べてみて下さい。

『算命学 命式 無料』と検索すれば、
web上に幾つも命式を自動で計算するためのものがアップされているので、
簡単に調べることが出来ます。

申 『樹木』 時間をかけてゆっくりと成長をする人

乙 『草花』 芯が強くどんな環境でも生きていける人

丙 『太陽』 明るく人生を楽しみ平等に周囲を照らす人

丁 『灯火』 闇を照らすが不安定で繊細な心を持つ人

戌 『山岳』 行動力に欠けるが頼れる器が大きい人

己 『大地』 内助の功を発揮する粘り強く優しい人

庚 『金属』 鍛えれば鍛えるほど強さを増すまっすぐな人

辛 『宝石』 プライド高く傷つきやすいが品のある人

壬 『海』  雄大で自由を愛する夢とロマンを追い求める人

葵 『雨』  常識的で思慮深い博愛精神あふれる人

 

 

 

 

5. 算命学と『陰占』と『陽占』について

算命学には陰占陽占という考え方があります。

先ず陰占とは、無意識世界のことを言い、
その人が生まれ持つ素材や環境、本能などのことを意味します。

例えるならば魂が入る前の器といったところでしょうか。

ですから、これは個人で差が生じる性格などとは違い、
生年月日さえ同じならば人であれ動物であれ、
器が持っている要素自体は同じだと言われています。

上記で先に述べた算命学で占える人の本質というものが陰占です。

命式は生年月日で計算するものなので、
同じ生年月日を持つ人同士は9マスに書かれた
干支の配置も本質も全く同じになる、というのはお分かり頂けましたか?

陰占に陽占が加わることで、
人は各々違った個性を獲得するのです。

では陽占とはなんなのか。

陽占とは有意識の世界のことを言い、
その人の性格や思考、行動パターンなどを指します。

先程陰性を魂が入る前の器、というふうに例えました。

となると陽占は魂、ということになります。

陽占は陰占と違って人体星図というもので表します。

人体星図から読み取れるもの、
それは個々が与えられた人生の設計図と呼べるものです。

人体星図も9マスで表すことが出来ます。

先ず上段3マスの左が空欄となり、
真ん中が頭、右が左肩に該当します。

続いて中段3マスですが左から右手、胸、左足となり、
下段3マスの左から右足、お腹、左足という風に当てはめられます。

そして各部位にそれぞれ意味があるのです。

それが下記になります。

頭  親・上司・目上に見せる顔

左肩 初年期の運命

右手 結婚観・配偶者に見せる顔

胸  基本性格

左手 社会・他者に見せる顔

左足 老年期の運命

腹  子供・部下・目下に見せる顔

右足 中年期の運命

算命学の占いをプロにしてもらうと、
陰占の基本命式と、この人体星図の2種類から説明をされます。

その時にこれらのことを知っておくと、
理解がしやすいと思います。

占ってもらおうと興味の湧いた方は、
是非参考にしてみて下さい。

 

 

 

6.まとめ

算命学は実は学問の一つと言われています

本来は中国で生まれたものですが、
算命学を生み出した宗家の12代目が日本に渡来し、
一人の少年にその全てを託したのです。

その少年の名は高尾義政、
後の13代目となる人です。

この方は算命学を後世に学問として残すため、
論文を書き、博士号を取得しました。

算命学は多くの人々から得た膨大な情報量を基に確立されたものであり、
統計学であるとも言えるのです。

ですからその命中率は高く、
今もよく当たる占いとして、
この世の中に残っているのです。

筆者自身、参考のために命式を計算し、
自分の本質とはどのようなものかを調べてみました。

結果は戌、頼れる器かどうかは分かりませんが、
確かに行動力に欠ける所はあるなと思いました。

母親も試しに調べてみたところ、
結果は辛。

ドンピシャだったので驚きました。

最後に、算命学では自身の人生の設計図を
読み取ることが出来るということをお話ししましたが、
あれらは決して宿命ではありません

これから起こり得る運命なのです。

なので、あまり良くない結果であれ、
運命である以上は自分の力で変えられます

ですので、諦めたり、
落胆したりしないで下さい。

貴方の未来に幸多からんことを。

 

 

 

 


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