占いと言えば誰もが簡単に占ってもらえる時代で、今ではショッピングセンターの1ブースに占い師のブースがある程になりました。
こんな気軽にお金さえ払えば占ってもらえるわけですが、実際占い師は簡単に占い師で居続けられません。
占い師ならではの悩みが後を絶たないのが事実、辞める占い師も多く存在します。
今、占い業界のお客様が求めているものが変化してきています。
目次
1.占い師の売上が落ちている原因
2.マニアックでないとお客様は喜ばない
3.ありきたりな答えを望んでいない
4.衰退している占い師を救う道
5.まとめ
1.占い師の売上が落ちている原因
占い師の半数以上が売上に悩んでいます。
この売上は、占い師は個人でやっている方は占った数や時間が売上になります。
組織に入っていたり、派遣の占い師は会社に一部支払って残りが売上になります。
売上だけならいいのですが、営業マンのようなノルマがある占い会社もあります。
ノルマとなるとかなり厳しい業界です。
ライバルは多く、占い師は選べる時代です。
そして、人数が多いとお客様の目線で見たときにどの占い師に相談したらいいのか迷う方が多いです。
自分との相性もですが、お金を支払って自分の求めていた答えが出なかった時は悲しいものです。
そして、当たらないが故に詐欺師と中傷や批判などをする方もいらっしゃいます。
一度中傷記事などを書かれると占い師はサービス業なので、致命的です。
悪い噂ほど、人は警戒をしてきます。
そうなると疑いの心から入るお客様は、その占い師を信じないため、何を言われても信用性がなくなります。
この時点で、占い師とお客様の距離はファーストの段階で噛み合わなくなります。
では、どうやればお客様の心を掴めるのでしょうか?
まず占い師は、信用第一です。
そして、占い師とお客様の相性も大切です。
心の中の誰にも言えない部分を相談するわけですから、この人なら打ち明けられるという人でないとまず悩みをお客様が打ち明けられません。
コミュニケーションがしっかりとれるかが大切になってきます。
お客様から見て多くの占い師は、何か悪いことを言われそう、相談した内容で否定されたらどうしようなどと、恐怖をお持ちです。
占い師イコール悪いことばかり言われると言った勘違いをしています。
この誤解を解く方法があります。
まず真剣に話を聞いてくれているかです。
自分の心の中を見てもらうわけですので、お客様はすべて包み隠さず話してくるようになります。
そんな真剣なお客様に対し、占い師がまるで話を聞いてくれない、真剣味を感じないなどとお客様に思わせてはいけません。
占い師の方で、結果を伝えるだけで、お客様自身の話は聞いているようで聞いていない方がいます。
結果は確かに伝えるべきですが、まずお客様の気持ちになってあげることも占い師は大切です。
占いはコミュニケーションがなければ解決があっても、お客様が伝えきれなければ答えられなくなるのも占いです。
お客様の心をどれだけ開かせるかが大切になってきます。
コミュニケーションの大切なことで、まず相手の話を聞き上手になることが大事と言われています。
聞く姿勢は常に占い師は必要になります。
この部分で多くの占い師はお客様に判断されていることを知っておきましょう。
この占い師は信用できるというのが、当たり前になるように傾聴力が必要となってきます。
コンサルタントにも必要な部分になりますが、傾聴とは、相手と誠実に向き合うことを言います。
相手と誠実にということは、私利私欲は必要ないということです。
この私利私欲を間違えると相手も何か押し付けられていると感じてしまい、なかなか警戒心が取れなくなってしまいます。
占いとは絶対の信頼関係がないと成り立たないものであり、自分の考えなどは必要ない部分になります。
例えば前のお客様はこうだったからこの人もこうとは限らないわけです。
決めつけるような言い方は絶対にしてはいけないものです。
占い師の多くは、結果に絶対の信用性があるので、お客様にも強く伝えがちですが、相手の心を開かない前にしてしまうと相手にはなにも響かないということです。
多くの方がこの概念を間違えて使っています。
そのため、一度で終わってしまったり、相手からのクレームの原因となってしまいますので、十分に気を付けましょう。
ここでもうお気づきと思いますが、売上が下がる最大のポイントはコミュニケーション不足が原因です。
コミュニケーションが最大に必要とされる仕事だということをまず知り、お客様とは誠実な関係を築いていくことで、リピート率は格段にあがります。
お互い気持ちよく占いをしたいので、お互いが嫌いあっていたり、苦手意識を持たないことも必要です。
かといって聞き手になるだけでは、友達が愚痴を聞くのとなにも変わりません。
ここで必要になってくるのが、お客様が望むような答えが必要ということです。
では、どのようなことをお客様は望んでいるのでしょうか。
2.マニアックでないとお客様は喜ばない
やっとの思いで、お客様の心も開きました。
次に大事なのがお客様は占い師に何を求めているかです。
お客様は心を開き、占い師は誠実な姿勢でコミュニケーションがとれている状態で、ここからが一番お客様の心をわしづかみにするチャンスの到来です。
人気のある占い師は、お客様の心を放しません。
だからこそリピート率も売上も人気も一向に落ちません。
人気のある占い師クラスになるとコミュニケーションのスペシャリストです。
そして何よりも口コミでの評判が絶大です。
今の世の中はネット社会ですので、占いを受ける前にお客様はネットで相手の占い師を調べてきています。
ここで悪口が多い占い師は消えていきます。
テレビなどに出るとまた人気も上がりやすい傾向にはありますが、実際はネットの情報が今は有力にお客様はなっています。
占い師も必死で、悪い口コミがたたないように新人の頃はエネルギーも体力も使い、お客様に最善を尽くします。
新人の頃は、毎日が必死で行うため、誠実な態度がしっかり意識できます。
人一倍勉強も惜しみなくやります。
半年から一年ぐらい経ち、段々慣れというものが来ます。
その頃には自信もついてくる頃でしょう。
そんな時に魔はやってくるので、一番占い師の低迷期への入る入口になります。
ここを乗り切った占い師と乗り切れず挫折した占い師、人生の分かれ道になります。
ほとんどの占い師が最初は順調にいっていたのに、突然低迷期に襲われることがあります。
この時期の注意点がいくつかあります。
まずは予約を入れすぎないこと、お客様一人一人に誠実に向き合うこと、勉強を惜しまないこと、天狗にならず謙虚な姿勢でいることです。
私たち人間はどうしてもサボってしまいます。
休むこととサボることは全く別物で、人間サボっていいことはありません。
サボるということは手を抜いていることと同じです。
手を抜くというのは、お客様にとってとても失礼な行為です。
人は慣れていくと手を抜いてしまう傾向がありますが、これは自分がそうしたいわけでなく忙しさ故に身体がストップをかけてしまいます。
こうなってしまっては自分の意志ではないので、どうしようもできません。
慣れというのはそれほど無抵抗に現れます。
人気の占い師は勤勉で、誰よりもこの魔を警戒しています。
予約がいっぱいだからいい占い師とは限らないわけです。
自分の運気を理解しているからこそ、無理してその時期は動かないのもプロの占い師です。
手抜きの対応をされるとやはりお客様も気が付きます。
この人話を流しているな、真剣味が感じられないと思われたらせっかく心を開いた状態でも一気にお客様は距離をとってきます。
そうなってしまうと関係性が崩れるだけではなくお客様は不満になってしまいます。
自身ではそんなつもりがないが、曖昧な言い方だとお客様はそうとってしまうことがあります。
3.ありきたりな答えを望んでいない
誰が聞いても答えるありきたりな答えをお客様は望んでいません。
ありきたりなものであれば今は無料の占いなどがあるので、それだけで満足します。
質を上げないといけないのです。
ヒアリング能力だったり、文章能力だったり、心理学が必要な場合もあったりします。
例えば恋愛において今の彼は運命の人でしょうか。
という質問に答える方法もありきたりにその人はあなたの運命の人です。
それだけでは今のお客様は信じません。
なぜ?どうして?の部分を知りたいのです。
その部分をマニアックに詳しく説明する必要があります。
情報はマニアックであればあるほど、お客様は喜ぶ時代になりました。
自分になぜ必要なのかを明確に伝える必要があります。
話を聞いてくれることをしてほしいお客様。
質問とは別にあなたはこうだからこうしたらいいという答えは勿論論外になっています。
質問の答えと違うことが返ってくることは、お客様は残念ポイントなので気をつけましょう。
ありきたりな占い師はたくさんいるので、占い師もどこかずば抜けないといけない状況になりました。
詳しい部分、得意な部分をしっかり学ぶことでお客様が喜ぶ情報以外も勉強することから自身のノウハウになります。
人生は十人十色でいろいろ知らないことがあり、それぞれ事情が違うので、しっかりと知識をつけることで自分の自信へも繋がっていきます。
4.衰退している占い師を救う道
なかなかお客様に満足してもらえないのか段々自信がなくなってきた占い師は多く存在します。
そんな占い師必須のノウハウがあります。
お客様の情報を限りなく分析し、予約してもらった段階で予習をすることが大切です。
答えは一つと思いがちですが、占いだけでは答えられない部分があります。
ご自身だけを見てみるとその結果ですが、家庭環境や友達関係、職場によっても出方が変わります。
自分の信じている占いだからこそ間違いないと自信を持って伝えられますが、段々お客様の反応を見ているとこの結果は正しいのか自分で疑問に感じてしまいます。
ですが占いは学問と言われるだけありもっと奥の深いものです。
だからこそ自分の結果に至る部分をお客様に理解してもらうことが必要となってきます。
まずは、知識をもっと膨らせましょう。
何パターンもの答えを予測しておきましょう。
初心の気持ちはとても大切です。
自信のない状態や見習い状態の時は、自分なりに相手に時間をかけています。
だからこそお客様も反応してくれます。
一度初心の気持ちを考えてください。
どうして占い師になろうと思ったのか、そしてそのために何を学ばないといけなかったのか。
しっかりと目的を見つめなおしましょう。
占い師とは手品師と同じだと思います。
占いの結果は手品を披露している状態です。
でも手品師はネタをバラさないです。
ですが、お客様はわくわく興奮します。
占いも同じで、お客様を満足させることが必要になります。
同じ満足ですが自分にとって良いものになるものであるなら数倍の価値の違いが存在するでしょう。
5.まとめ
お客様を満足させるのが占い師であり、お客様に正しいことを伝えるのも占い師です。
適当な答えで人生を大きく変えてしまう力があることを忘れないでほしいです。
間違った占いではなく占い師の私利私欲が占いをダメにしてしまうことも知ってほしいです。
多くのお客様が占いは怖くなく、すべては自分が良くなるためのアイテムやツールだと理解してほしいと思います。
占い師の方はもう一度初心にかえり、目的や占いの基礎を見直してみてください。
今よりきっと良い占いが見えるはずです。
素晴らしい占い師に出会えますように。
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