欧米での「ジェム・ストーン」「ヒーリング・ストーン」と呼ばれているもの。
日本では「パワーストーン」という言葉を最近ではいろいろなところで聞くようになりました。
町のいたるところ、通販などで誰でも手軽に手にいれることができるようになったパワーストーン。
では、パワーストーンってどんなものなのでしょうか?
1. パワーストーンって何?
冒頭でも書きましたが、欧米で呼ばれているジェム・ストーンとは、私たちがイメージする綺麗で美しい天然石のことをジェム・ストーンと呼びます。
逆に欧米ではナチュラル・ストーンというのは天然石ではありますが、THE石!という感じです。調べてみると石であまり美しくないものでした。
一般的にジェム・ストーンは「半貴石」のことを言います。
貴石とは、ダイヤモンドやルビーやサファイヤなどの宝石を言いますが、それの半分の美しさというのがジェム・ストーンです。
貴石になっていない宝石以外は、半貴石になります。
呼び名が半分っていうので、あまり価値を感じない人も多いので、ジェム・ストーンと呼ぶようになったそうです。
原石のことを特にジェム・ストーンのことをさします。
普通の天然石や宝石と何が違うのでしょうか。
特殊な力を持つと考えられている天然石のことを言います。
その用途に応じて、身につける石を変えると良いとされている、「特別な力を宿した石」の総称です。
特殊な力にも様々ありますが、例えば
・悪い霊や影響から持ち主を守る
・持ち主の願いを叶える
・持ち主の心身を癒す
このような特殊な力があると言われています。
ヒーリング・ストーンと呼ばれるものは、癒しをするストーン。
心身にアプローチさせ、生命力や自己治癒力を高める際にも使われています。
ヒーリング効果が強いものが三大ヒーリング・ストーンと呼ばれているラリマー、チャロアイト、スギライトになります。
パワーストーンはそもそも、病気治療を目的としたクリスタル療法としても、現在欧米を中心に代替医療行為として、体系的に研究され活用されています。
2. 天然石
パワーストーンの価値を決める一つの大きな要素として、「天然石かどうか?」が問われます。
価値を決める基準としては、希少性、色合い、輝き、ツヤ、形状、透明度などが基準とされます。
一般的に希少が高いと言われているストーンは確かに価格も上がりやすい傾向があります。
中でも天然のもので、透明度が高く色合いも綺麗なものは特にいいパワーストーンと言えるでしょう。
「天然石」って、どういうものをいうのでしょうか?
天然石には、「自然石」と「加工石」という2種類の天然石が存在します。
天然石は、本来は人口的に合成されたもの以外の鉱物や岩石の漠然とした総称。
科学的な定義はなされていない。 文字通りには道端の石でも石綿でさえも天然石と言える。 宝石と呼ぶほどの価値はないが、装飾目的として建材や半貴石に利用できる石に対して、商業的な価値を与えるためにこの呼び名を用いられる。
(引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/天然石)
それでは、天然石の種類について、お話していきましょう。
2-1.自然石とは
天然石と普段呼ばれているのは、この「自然石」と呼ばれているもので、採掘された時の状態のまま、研磨やカット以外の処理は一切行われていない状態の石を指します。
こうしたものは、天然石の中でも最高の品質のものになり、同じパワーストーンを求めるなら天然石だよね!と、思われるのは当然のことです!
価値が高い!というのもありますが、大地の恩恵であるパワーストーンの力を、受け取ることができるからです。
もちろん、自然石のほうが、加工石に比べて価格が高くなりますが、本物の力をしっかりと受け取りたい、という人は、自然石を、是非手されることをお勧めします。
2-2. 加工石とは?
加工石というのは、研磨やカット以外に人の手が加えらた天然石を指します。
一般的には、天然石に熱を加えることで、色合いを強める工程が施されたものなどを指します。
色が美しくない、採掘した状態のままでは石でも、ランクの高い自然石と比較しても、遜色ない美しい石を手にいれることができるます。
石をさらに美しくするための処理としては他にも、着色処理やコーティング、脱色処理、含浸処理など、様々な加工が存在しており、実施されています。
こうした処理を施された加工石は、自然石よりも価格が格段に落ちますが、見た目の美しさは自然石を上回ってることも珍しくなく、非常に人気が高いです。
自然石か加工石か、どちらを選ぶかは個人の自由、力の強さも差があるわけではないので、予算と自分の好みで選ぶのがいいでしょう。
3.人工石
人工石には、「合成石」「人造石」「模造石」の3種類が存在し当然人工石の中にもピンからキリまで存在しています。
よく選びもせずに適当なものを買ってしまうと、なんのパワーも持っていないただの偽物を持つことになってしまいます。
正しい知識を持って、きちんとパワーを持った人工石を選ぶようにしてください。
それぞれの特徴と見分け方を説明していきますね。
合成石というのは、元になる天然石と全く同じ成分、全く同じ組成・構造を持っている石のことを言います。
貴金属や宝石の種類を判定するための計測機器でも、「本物」と判断されるほど、その構造はそっくりで、専門家でないと見分けることは難しいとされています。
人工的に作り出したものなので、天然石であるとは言えませんが、成分なども全て同じなのでパワーストーンとしての力も変わらないものが期待できます。
価格も天然石に比べて格段に安く、天然石は高価すぎて手がでない・・・という人は、合成石から身につける石を選ぶといいでしょう。
4. 人造石
「キュービック・ジルコニア」などに代表される人造石は、天然では存在し得ない成分や結晶構造を持っており、見た目が元の天然石そっくりに作られている石のことです。
見た目は非常に美しいので、素人の目では本物との見分けはつかず、成分や組成は全く違っているものなので、計測機器などで確認されたり、専門家の鑑定などでは「偽物」と簡単に判定されます。
人造石は、天然では存在しない成分を多く含んでいることもあるので、パワーストーンとしての力はほとんど持っていない、と考えたほうがいいでしょう。
5. 模造石
本物の天然石に似せて作られた、人工石の中で最も粗悪な部類の石です。
人造石と比べても、パワーストーンとしての力はほぼ皆無と言っていい代物なので、こうした模造石には注意が必要になります。
6. パワーストーンに、「本物」と「偽物」は存在するの?
宝石には、よく「イミテーション」と呼ばれる偽物が存在していますが、実はパワーストーンにも「本物」と「偽物」があります。正しくパワーストーンの力を使うためにも、ぜひ知っておきましょう。
宝石とパワーストーンの「本物」と「偽物」
「宝石」の中には、よく「偽物」が存在しています。
宝石は、天然で大きく美しい、ということに価値があり、偽物だと価値が下がってしまうのが常識、いくら大きくて美しかったとしても、人工的に作られたものであれば、価値は下がるどころの騒ぎではなくなります
では、パワーストーンの場合はどうでしょう?
パワーストーンを身につけている人の多くは、パワーストーンの美しさを誇示したくて身につけているわけではありませんよね?
もし仮に、パワーストーンが、天然で美しい色を放ち、かつ強い力を秘めているということであれば、それはある意味、宝石よりも希価値の高いものとなり、市場に出回らなくなってしまいます。
巷で販売されているパワーストーンの中には、力を強めるために、人工的な加工を施しているものが多々見受けられます。
例えば、色が持つ力を強めるために、加工を施して色合いを美しくする・・・などは、パワーストーンの世界では意外とよく聞く話です。
本来、力を強く持っているものを、熱処理を施すことにより、さらに力を強めているわけですから、元の状態よりもパワーは強くなっていると言えます。
加えて、熱処理を施したことで、完全な天然石ではなくなっているというわけですから、元の状態よりも値段は安くなっています。
ハーマキーダイヤのように 特定の地で採掘された特定のストーンというものについては、人工的に作られた合成石があったとしてもパワーの強さは格段に劣ります。
さらに、表面的に似せただけで中身は全く別物、という状態で出回っているパワーストーンも確かに存在しており、そういうものについては全くパワーの強さが異なりますので、悪質な偽物については見分ける目が必要になってきます。
7. まとめ
ただパワーストーンの場合は、人工的な処理が加えられているから全てが一概に効果がない、というわけではないことを、知っておいてくださいね。
日頃から多くのパワーストーンに触れ、自分に正しくパワーを与えてくれるパワーストーンを見分けるための目を、養っておきましょう。
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