占い師のおかげで自分らしく働くきっかけを得ました

私は現在32歳で、フリーランスでデザイナーの仕事をしています。衝撃的な占い体験をしたのは29歳のときで、当時はまだデザイン会社に勤めながら、残業に追われる日々を消化する毎日でした。自宅でも行えるデザインの仕事は、帰宅してからも解放されることはなく、自分の将来について向き合う時間などありませんでした。

そんなある日、いつものようにコンビニに寄った帰宅途中、いつもは素通りするだけの暗がりに、一目で占い師とわかる風貌の中高年男性が粗末な明かりに照らされ、座っていました。素通りしても呼び止められることはありませんでしたが、その時はなぜかその男のことが気になってしまい、後ろ髪を引かれるように来た道を戻りました。男の近くまでたどり着くと、まるで私が戻ってくることを知っていたかのように、まだ占いを依頼する仕草を見せていないにもかかわらず、お座りくださいと声をかけられました。

何を占いますかと聞かれて初めて、自分が何に悩んでいるのかを考える機会を得ました。何を悩むべきなのかすらわからなかった当時の自分は、そのことに危機意識も感じないまま、思考停止を余儀なくされた人生を歩んでいました。そんな私の口からこぼれたのは、自分は今の職場で幸せになれますかという疑念でした。

その言葉を聞いた男は、私に必要最低限のプロフィールを筆記させると、大衆食堂の割り箸のように立ててある例の棒をしゃかしゃかと振ったり、水晶を眺めたり、タロットカードをひっくり返したりと、様々な方法で鑑定し始めました。それについて伺うと、複数の占いを照らし合わせ、信憑性を高めた上で、お答えしているとのことでした。

静かに語り始めた言葉は、幸せになりたければ、今の職場を辞め、独立すること、というシンプルな助言でした。また、仮に独立せずに、今の職場で働き続けたとしても、近い将来、健康を害し、自宅で働くことを考えなければならない状況が訪れる、というドキっとさせられる内容も含みました。

ちなみに、その日以前の私の占いに対する興味を言えば、初詣の際におみくじを引く程度で、自ら進んでその力に頼ろうとしたことは一度もありませんでしたし、霊感を感じたこともなければ、テレビや雑誌で紹介されるスピリチュアルな体験についても、どちらかといえば懐疑的な人間でした。しかしこのときの私は、その男の言葉に素直に耳を傾け、むしろ、抗うことの方が不自然だと思え、会社に迷惑をかけることも承知で、突然の辞表を出しました。何の後ろ盾もないのに危険だと、上司や同僚には引き止められましたが、迷いはありませんでした。

占いが当たったことを最初に実感したのは、鑑定を受けてから二週間が過ぎた頃でした。仕事を得るために簡易的なホームページの作りつつ、フリーランスの人間でも参加できるデザインコンペにがむしゃらに参加していると、その中の1つのコンペで、50人ほどの提案の中から、私の作品が選ばれたのです。それなりのギャランティが発生するコンペを、独立後、わずか2週間で射止めることができたのは、それ以前に真面目にスキルアップしてきたからに他なりませんが、自分の力でお金を発生させることができたことは、会社勤めで給料をもらうのとは別格の充足感を得られました。そしてそのコンペをきっかけに、継続して新しい仕事を回してもらえたおかげで、独立のための素晴らしいスタートダッシュを切ることができました。

あのタイミングで背中を押してもらえなかったら、コンペに参加することもなく、お世話になりっぱなしの企業とも縁がなかったことを思うと、あの占い師様への感謝でいっぱいです。作品をいろんな方々に褒められながら、マイペースで働けるようになった今の生活は、以前とは比べ物にならないほど、心身ともに充実しています。信じる者は救われるという言葉を、このときほど実感したことはありません。

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