駅前で占いをする占い師の言葉が私の恋を成就させてくれました。

お洒落や趣味にお金が必要で学校帰りや講義の合間にカフェでアルバイトをしています。そのカフェは多くの大学が集まる街の中心にあり、多くの学生達で毎日賑わっています。試験期間が終了し私は連日カフェでアルバイトをしていました。

ある日、一人の男性がカフェオレを注文し、窓辺の席で私と同じ大学の教科書を広げレポートを書き始めました。私は彼が注文をしたカフェオレをトレーに乗せ彼の席に運びました。「お待たせ致しました。」と彼のテーブルにカフェオレを置くと彼は私の顔を見ながら「ありがとう。」と微笑みながら「あれ?」といったのです。「見覚えがあるんだけど、ゴメン、名前は分からないけど、同じ大学だよね。」と彼が私にいいました。私は彼の顔に見覚えもなく全く知りません。私は彼の質問には答えずにカフェオレを彼のテーブルに置き「ごゆっくりどうぞ」とキッチンに戻りました。

大学の試験休みが終わり大学の講義が再開されました。「やっぱり、君だ。」とカフェにお客で来ていた彼と大学で顔を合わせたのです。私は軽く彼に会釈をし、後ろの席に座りました。その日の学校帰りにアルバイトに立ち寄ると彼がカフェに現れました。その日は他のウエイトレスが彼に接客をし、話をすることはありませんでした。それから大学の講義でよく顔を合わせるようになり何時しか冗談もいい合う仲になりました。

私は講義が終わると一目散にカフェへ向かいアルバイトをしていて知らなかったのですが、彼は大学でかなりの有名人で女子学生に人気のアイドル的な存在の学生でした。私が彼と親しげに話をしている様子を見ていた友人から「彼と付き合ってるの?」と尋ねられたのです。「まさか、付き合ってないわよ。」と彼との経緯を友人に話しました。そんなことがあってから私は彼を恋愛対象の男性として意識するようになりました。大学の講義で顔を合わせた時やカフェにお客としてくる彼と僅かな時間ですがお喋りを楽しんでいます。

しかし、自分の気持ちに気付き彼を意識するようになって、私は平常心を保てなくなってきたのです。大学の講義中、後ろの席から彼の後ろ姿を目にしたり、他の女子学生達と親しそうに話す様子を目にしては、不意に涙が頬を伝うこともあります。私は自分の想いを友人に相談することもできません。彼に自分の気持ちを打ち明けるどころか、何とか気持ちを悟られないようにと逆の行動を取ってしまうこともあります。

カフェでのアルバイト帰りの夕暮れに、駅近くで占い師さんと目が合いました。初老の男性占い師が「お嬢さん、彼に想いを伝えなくていいのかね・・」と私に話し掛けてきたのです。「えっ、どうして、私が悩んでいることが分かるんですか」と占い師さんに尋ねました。すると、占い師さんは「私の職業は何だか分かりますか」と微笑みました。私は誰にも相談できない彼への恋心をこの占い師さんに打ち明けました。占い師さんは「彼はいつもカフェに一人で来るでしょう。何故だか分かりませんか。」とそれだけ私に話しました。その占い師さんの一言を聞き私は「確かに・・」と想いました。その日は占い師さんとその言葉だけを交わし数日が過ぎました。

私は駅前で初老の占い師さんを探しましたが、見付かりませんでした。相変わらず彼は一人で私のアルバイト先に現れますが、只それだけで何の進展もありません。私の彼への想いはドンドン深くなっていき苦しくなってしまっています。私はその日もあの占い師さんを探しました。いつもは見付からずにいるのに占い師さんが駅前で占いをしているのを見付けました。私は先客の占いが終わるのを待ち、自分の想いを占い師さんに相談をしました。私は占いを信じる方ではありませんでしたが、彼が一人でカフェに訪れることなどを言い当てたこの占い師さんを心から頼っていたのです。この占い師さんの見立て通りにしようと、私の恋へのアドバイスをお願いしたのです。占い師さんは「焦らずとももう、結果は出ています。あなたは今まで通りの生活を送り時を待ちなさい。」と仰いました。私は不安もありましたが、占い師さんが仰った通り、いつもの生活を送ることにしました。

私達は大学の卒業の時期を迎えました。アルバイトも今日で終わりです。アルバイトを終えお店の外に出ると彼が私を待っていてくれたのです。「いつもカフェに一人で来るのが大変だった。みんなに、来るなよ。っていっていたんだよ。」と彼は笑っていました。そして彼から告白をされ私達は恋人同士として交際を始めました。初老の占い師さんは「全てお見通し」という程、その通りの占いの結果に私は驚いています。

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