実は奥が深い星座占い

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今や若者や主婦向けの雑誌には、
必ずと言っていいほど、
載っているであろう星座占い。

誰でも必ず1つ星座を持ち合わせており、
今では簡単に占える星座占いですが
実は奥が深いものなのです。

目次

  1. 星座占いが人気の理由
  2. 星座は誰が作ったの?
  3. 13星座占いがあるってご存知ですか?
  4. まとめ

 

1.星座占いが人気の理由

星座占いとは、誕生日と星座を結びつけ、
その人の性格や運勢を占うものです。

生まれたときに天体が位置する星座の性格が、
その人の一生を決めると考えます。

特に、私たちの生活にもっとも影響する、
太陽の位置する星座が、
基本的な運勢・性格を決めているといわれています。

星座が人気の理由は、
占術方法がとてもシンプルで簡単ということ。

それに加えて当たる確率、
いわゆる「的中率の高さ」が
人気の秘訣と言えるでしょう。

一方、
他の占術ではどうかというと、

例えば四柱推命などの本格的な占術では、
当たる確率も高いですが、
素人には少し難易度が高いなという
イメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

専門的な知識が必要となるため、
事前準備も大変になります。

これは星座占いの本質でもある、
西洋占星術や東洋占星術、
0学占術などにも同じことが言えます。

自分の星座さえ知っておけば、
簡単に占えるその手軽さが
人気の秘訣と言えるでしょう。

 

2.星座は誰が作ったの?

夜空の星々をむすんで、
人や動物などの形にみたてたものが星座です。

現在私たちが使っている星座は、
ヨーロッパから伝わったものですが、
今から約5000年前の
メソポタミア地方で生まれました。

メソポタミアは現在のイラク、
チグリス・ユーフラテスの2つの川の流域で
古くから文明が栄えた所です。

星座は紀元前3000年ころにこの地方に住んでいた、
シュメール人やアッカド人が神話や伝説の英雄や神様、
生き物にみたてたことから始まりました。

この星座は、その後
メソポタミア地方に住んだバビロニア人に
受け継がれました。

南天の星座はかなり後の
大航海時代にヨーロッパの人々がつけ加えましたが、
北天でも小さな星座を作り出す人もあり、
多いときには星座の数は100以上になり、
人によって星座名がことなることも起こりました。

そこで現在は、星座を整理して、
全天を88個の星座に区切ることが
国際的に取り決められています。

88個も星占いには出てこないと
思われる方もおられますよね。

一般的に、
星占いに使われる星座は12星座です。

星占いに使われる12個の星座は、
黄道12星座と呼ばれています。

では、なぜこれらの星座が
星占いに使われるようになったのでしょうか?

太陽は常に決まった通り道を経て、
一年で天球を一巡りします。

この太陽の通り道が黄道。

惑星もまた黄道にそって
動いていくように見えます。

昔の人たちにとって、
地上に恵みをもたらす太陽は神様そのものでした。

また、
姿を変えながら日々移動していく月、
他の星とは異なる動きをする惑星も、
神の意志を伝える存在であると考え、
その意思を読み取ろうとしたのです。

これが、
星占いの始まりだといわれています。

太陽や月・惑星たちの位置を詳しく調べるために、
通り道である黄道には、
わかりやすい目印が決められました。

それが黄道12星座です。

星占いの星座には、
実際の空ではあまり目立たないものもありますよね。

逆に、オリオン座のような
華やかな星座が使われていなかったり。

これは、星占いに使われるのは
太陽が通りかかる星座であるためなのです。

 

 

 

3.13星座占いがあるってご存知ですか?

黄道上に星座は12個しかなかったのですが、
現在の天文学に基づく星座区分だと、これが13個になるため
イギリスのジャクリーン・ミットン天文学博士が
「12星座で占う星占いは間違い。占うなら13星座を採用するべきだ」と唱えたことが、
「へびつかい座騒動」の発端となったようですね。

実はこの発言は、
星占いを否定する意図だったらしいのですが、
なぜかそれに占星術業界が反応し、
実際に13星座占いができてしまったということのようです。

それではなぜ、
メジャー星座への仲間入りを果たした「へびつかい座」は、
その後すっかり息をひそめてしまったのでしょうか。

著名な占星術師達がへびつかい座の導入に猛反発をしたのは、
星座が13個であることを認めてしまうと、
これまで12星座で行ってきた星占いの鑑定結果そのものを、
自動的に否定することに繋がってしまうからでもあるからだという説があるそうです。

ことの発端は、教育向けサイト「Space Place」NASAが
「占星術は科学ではなく、
占星術で使用されている黄道十二星座からはへびつかい座が除外されている」
という記事を発表したこと。

天文学的には、
へびつかい座も含めた13星座が正しいそうだ。

これにより、
ほかの12の星座の時期も変わると騒がれているが、
NASAはあくまで「天文学」上の話だと述べています。

 

 

4.まとめ

色々な雑誌の巻末に載っている占いを見比べてみると、
同じ星占いでも結果はまちまち。

実は人の運命に関係してくるのは
太陽だけではないのです。

水星から冥王星までの惑星、
そして月の動きも関係してきます。

しかも、
それぞれの惑星の織り成す角度や
空で動く方向も運命に影響するのです。

星占いが奥深いと言われる所以ですね。

どの惑星の動きに着目するか、
いかに様々な要素を見逃さずに星の配置を読み取るか、
星の動きが実生活に与える影響をどう解釈するか…。

人によりその解釈が違うことが、
結果がまちまちになるのはそのためです。

そのため、
雑誌やウェブの星占いは、
あくまでも目安としてとらえるのがよいでしょう。

 

 

 

 


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