占いで嘘を見分ける方法と当たる占い師の見つけ方

Bergadder / Pixabay

占いは99%嘘だとか、
よくネットの書き込みに見ます。

すべての占い師が嘘をついてはいません。

占いは未来を予測するものではなく、
現在の悩みを解決する手助けをしてくれるものです。

脳科学で血液型占いは、
当たらないことを証明しました。

では、嘘の占いは、
どうやって見抜くのでしょうか。

その方法をお教えします。

1. 嘘しか言わない占い

占いは99%嘘だと言う方がいらっしゃいます。

多くの人は悩みに悩んで、
誰にも言うことができなく、
心苦しい思いを占いにぶつけます。

否定的な考えをお持ちの方が多いのですが、
実際の占いの感想をピックアップして見たいと思います。

1-1. 占いを「嘘」と思う人

占いだの霊視だの・・・
すべて「嘘」だと思っています。
なのに、嘘を並べて対価を得るという職業が成り立っています。
私はこれらは「詐欺行為」と全く同じものだと思います。
騙される人が一定数居るのは致し方ないと思っています。

(引用先:http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q12111239842)

このように否定している方も多いです。

でも、コメント欄は、
同意見の方はあまりいませんでした。

1-2. マスコミによる占いの過剰報道

少し前の話ですが、
オセロの中島さんがニュースで、
話題になった占い師の洗脳事件。

これも実際はただのお友達で、
占いは一時的にはしたけど、
本業は物書きだったし、信じたことないとのこと。

ネットやマスコミは怖いです。

少しの間違いが大きく広まるわけですから。

この事件があった時に、
占い師=洗脳などと思われた時期もありました。

嘘しか言わないという言い方ではなく、
実際には当たってなかったという
だけだったと言うことも多いようです。

嘘と当たらないは別物です。

では、どう言ったことを
嘘と思ってしまったのかを見ていきます。

2. 占いが「嘘」と「当たらない」は別問題

嘘と当たらないは別物ですと言いましたが、
例えばどう言ったことが
別なのかを分析してみました。

 

例えば、

「あなたには彼氏ができます」

このアドバイスは嘘ではないです。

もし、出来なければ、
それは当たらないとなるだけなのです。

このように断定することで、
悪いことが起きたらあの占い師は嘘つきだ、
偽物だと騒ぐわけです。

詐欺と言う方もいます。

詐欺というのは、
何か高額のものを売りつけたり、
騙したりする行為のことです。

2-1. 占い師には詐欺師とそうでない人がいる

そもそも占い師は、
詐欺師とそうでない人がいます。

高価な壺や物を売る。

その物を買うことで運気が上がり、
あなたの願いがすべて叶うと言われたら、
それは詐欺の可能性があります。

悪徳商法でよく聞くのが、神様がこの布団に宿っているから、
この100万円の布団を買ってここで寝ることで、
身体の疲れが取れて幸せになれる、と言ったものは要注意です。

詐欺の可能性が99%です。

神様が布団に入っているということは、
まずないです。

そんなことをしたらそこら中で神様がいることになりますし、
神様の上に寝るというのは何か罰当たりな気がします。

嘘だと決めつけるのには、
根拠が必要だと思います。

嘘という言葉自体は、
事実ではないこと。

人をだますために言う、
事実とはことなる言葉、を言います。

明らかに詐欺の仲間です。

その点当たらないは、する必要がない。

するのは適当でないですし、
そもそもやった意味がないという言葉です。

このように嘘と当たらないは別物です。

嘘を付かれたというよりは、
占いはどちらかというと当たらないという
表現が正しいようです。

たまに色々な書き込みを見ますが、
占いは中毒になると怖いものですが、
割り切って使っている人は占いに溺れることはないです。

別物であることは、分かっていただいたと思いますので、
次に脳科学で証明された当たらない占いを紹介します。

3. 脳科学で血液型占いは当たらないを証明

血液型占いは名の知れた
有名な占いの一種類になりました。

この血液型占い、実は脳科学で、
当たらないことを証明していたことが分かりました。

少し長くなりますがどのようにして
血液型占いが知れていったのかを
詳しく見ていこうと思います。

3-1. 占いは「バーナム効果」にしか過ぎない?

「あなた大雑把だからO型でしょう。」
と、何故か血液型と性格を
決めつけられる現象があります。

見た目でなんとなく分かると言いますが、
実際それって占いなのでしょうか?

こんな事を言うと血液型占いを否定に聞こえてしまうかもしれませんが、
血液型すべてのO型が同じ性格ではないと思います。

バーナム効果に過ぎないというのは、
前回の記事で紹介しましたので、
詳しくは「誰でも当てはまる占いの理由」を参考してください。

3-1. 血液型性格を広めたのは「ヒトラー」

ところで、血液型性格を初めて人々が認識したのは、
誰が始まりだったか知っていますか?

古くは人の身体の構造については、
神様だけのみぞ知る神秘の存在でした。

その神の領域をある有名な人物が始まりで
分かるようになりました。

その人物の名前は、
ユダヤ人大量虐殺の独裁者ヒトラーです。

私もこの事を調べるまでは、
まさかのヒトラーに驚きました。

血液型性格分類の流行は、
ヒトラーが起源だという情報があるようです。

あの怖い歴史上最悪の事件。

ホロコーストによる
ナチスのユダヤ人の大量虐殺事件。

ヒトラーと聞くとあまりいい印象を
想像できないような人物です。

ヒトラーが言うには、
ユダヤ人にはB型が多く、
ドイツ人にはA型が多いと述べています。

ヒトラー自身もA型だったという傾向があったために、
ヒトラーはこの事実もユダヤ人排斥の根拠にしたと言われています。

簡単にいうと人種差別や良い子孫(純潔)、
優秀な人を残したいというところから来ているようです。

遺伝子的にも優秀な人材を残したいというのは、
戦争や戦いの場では勝つための手法の
一つと考えてもいいと思います。

Otto Recheさんという当時劣っていたとされた
人種(ユダヤ人など)の隔離政策に
重要な役割を果たした科学者がいました。

その彼は血液型の研究がナチス国家の重要な政治的命題だと考えを主張し、
その後血液型には人種によって特徴があるという研究は、
ドイツの主要な研究機関にも支援されるようになりました。

ドイツはドイツで、優秀とされているドイツ民族を、
他の民族に汚されないよう、人種・民族の血への信仰に基づき、
人種差別や迫害が行われ、民族の純血性を見分けるため、
血液型が人種を分類する指標になるのではないかと研究されていたようです。

1911年、ドイツのハイデルベルク大学に
日本人の青年医師が留学してきました。

その名は、原 来復(はら きまた)。

血液型は1900年、
ウィーン大学の助手が発見しています。

日本人青年医師がハイデルベルクの研究室に来た時には、
血液型についての考え方を理論的にまとめたばかりの時代だったので、
研究室の話題は、血液型の遺伝のことや民族によって、
血液型が違ってくるのではないかという話題にまで発展していきました。

この時代は白人の優位性を立証しようとする
民族学(形質人類学)が盛んでした。

すでに、1858年ダーウィンの進化論があり、
生物は、下等なものから高等動物へと進化してきたとする
考えが一般化している時代です。

当然ながら血液型も下等な血液型から
上等な血液型へと進化してきたのではないかという考えが出て来るわけですが、
問題は、どの血液型が先にできたのかということが話題になっていきました。

そして第一次世界大戦が始まる頃に原さんは帰国し、
日本でも血液型調査を行い、
日本人が西欧人に劣っていないことを立証しよう思いました。

ですが、結果は欧米に比べて日本人は、
相対的にB型が多いということが分かりました。

白人は、そのことを学問的にも立証しようと、
形質人類学なる学問まで作り、
いかに白人が優れているかを実証してみようと試みました。

白人種が世界に冠たる優性人種であるというデータは、
なんでも取りいれようとしました。

そこで血液型が登場したという流れで、
日本にやってきたと言われています。

一方で原さんは、多くの日本人の血液型を調べているうちに、
血液型とその人の性格との間に、
何らかの関連があるかもしれないと思うようになったようです。

血液型と性格との関連性に
初めて問題提起をしたのが1916年です。

原さん以外にも興味を持ったのが陸軍や海軍です。

第一次世界大戦を経たヨーロッパでは、
「輸血」の技術の研究開発が盛んになり、
戦争で大量の負傷者を出すことを想定する陸海軍が輸血技術導入に力を入れ、
それに伴って血液型への研究にも注目するようになりました。

そして輸血と血液型の研究を行い始めた軍医たちは、
ヨーロッパで出された「人種と血液型との関係」に刺激され、
血液型研究とナショナリズムとが結びつき、
アジアの盟主であろうとする日本が他のアジア人を差別するため、
血液型によって人間の優劣の差異を見出そうと研究するようになったとのことです。

それが1922~1925年頃です。

翌年の1926年、陸軍では、
負傷による輸血に備えて将兵の血液型を調査しながら、
血液型と将兵の資質に関連性があるか興味を持ち、
血液型と、階級や懲罰経験の有無との関係に言及しました。

このような流れの中から、
軍を効率的に組織・統制するために将兵の資質を分析し、
管理するための有力な指標として、血液型への研究が進みます。

そして、血液型で人間の性質を分析するために、
医学だけではなく心理学者が参入し始める。

その結果、日本独自の
「血液型と性格」を結びつける説が出てきます。

1927年に古川竹二さんによる
「血液型による気質の研究」という論文です。

元々はギリシャ・ローマ時代から、
この4種類の体液を中心とした人間観を考えていました。

その発端は、
ギリシアのエムペドクレスとヒポクラテス、ローマのガレヌス、
この3人の学者が共通してこの人間観を考えていました。

エムペドクレスの自然哲学。

ヒポクラテスの人間の体液に反応させたところから、
4つの体液があると考えた。

ガレヌスは体液によって、
人間の気質が決められると考えられ”四気質説”を樹立した。

この学説は人気抜群で現代にまで受け継がれています。

体液心理学がこのようにして始まっていきました。

このようにして1901年に血液型を発見するきっかけになっていきました。

ここで気になるのが本当に血液型と性格が
一致しているのかという点です。

1927年に古川さんの研究していた血液型による気質の研究で、
性格と血液型は密室な関係があるとされていますが、
実際に古川さんは
「B型は兵士に向いている」という仮説を立てました。

この仮説を大日本帝国陸軍がこれを採用して、
”B型軍隊”を編成したが、結果は全滅。

医学会でも根拠無しという結果になりました。

戦後に能見正比古さんが、
血液型で性格がわかるという本があります。

この作品はベストセラー商品で人気がある本として、
みんなに注目をさせあのです。

ですがこの裏話は、アンケートハガキを送り、
質問に答えてもらったという一部のコントロールされたものだったということでした。

あなたは⚪︎⚪︎ですか?と聞かれると、
当てはまるバーナム効果で書いた質問であれば、
みんな当てはまったしまうわけですから、なんの意味もないです。

血液型の事で面白いことが書いてあったもの見て、
私はこのデータを見てから血液型は心底性格には関係ないと分かりました。

そもそも血液型を判別する部分にヒントがありました。

ABO式血液型は、
赤血球による血液型の分類方法の一つ。

血液型と性格の間冷静に科学的根拠がないとする、
統計学的な解析結果を九州大学の縄田健悟講師が発表しています。

日本心理学会発行の『心理学研究』の最新号に、
九州大の縄田健悟講師(社会心理学)による『血液型と性格の無関連性』と題する論文が発表された。

同氏は、日米10,000人以上を対象に
実施されたアンケート調査(2004~2005年)をもとに、
血液型によって回答に違いがあるかを検証した。

その結果、個人の好みや将来の計画、宗教、ギャンブル、恋愛など、
68項目の内、65項目において、血液型による特定のパターンは観察されず、
血液型と性格は無関連であると証明された。特定のパターンが認められた3項目においてさえ、
血液型の違いは0.3%以下しかデータの散らばりを説明していない。従って、「血液型と性格に関連性はない」と縄田氏は結論づけている。

(引用先:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_85.13016/_pdf

性格とは育った環境や経験によって後天的に決定されるものであり、
先天的に(遺伝によって)決定されている血液型とは、
別のものであるということを考えると血液型占いは無理に近いものと思います。

だがABO血液型を決める物質が脳の中に入れないことは、
血液型占いが間違っている根拠にはならないですよね。

この根拠を仮説したものがあったので、紹介します。

 

血液脳関門といって、
血液と脳の間には血液中の物質を通しにくい仕組みがある。毒性のある物質が容易に脳内に入るようだと生存上まずいことですので、
ABO血液型を決めている物質は糖鎖、あるいは糖鎖に対する抗体なのだが、
これらが血液中から血液脳関門を超えて、
脳内に入れないというのはおそらく正しいと考えられます。「血液型の違いは赤血球の表面にある糖鎖の違いで分けられています。
この赤血球は脳の中に入れません。(脳が赤くないのは脳の中に赤血球がないからです)
性格による行動の違いは脳が起因していますので、血液型と性格は関係ないと言えます」しかしながら、この論法で否定できるのは、
赤血球上の糖鎖が直接脳内に作用して、
性格に影響を与えている、という仮説のみである。赤血球(あるいは糖鎖や抗体)が脳内に入れなくても、
性格に影響しうるメカニズムはいくらでも思いつける。
(そもそも赤いのはヘモグロビンであって糖鎖ではない!)とりあえず3つほど思いついた。

考えれば他にもあるだろう。

 

(1)ABO式血液型を決定する遺伝子は脳内で発現しているかもしれない。

ABO式血液型を決める遺伝子の最終産物である糖鎖は血液脳関門を通れないとしよう。

しかし、遺伝子そのものは脳内の細胞の中にも存在している。

なるほど、この遺伝子が主に発現しているのは、
赤血球であるかもしれない(実はわりといろんな組織で発現している)。

しかし、脳内の細胞でも発現して性格に影響している可能性は否定できない。

 

(2)血液脳関門を通る物質を通じて間接的に影響を与えているかもしれない。

血液脳関門は物質を通しにくいとはいえ、
通す物質もある(そうでなければ脳に効かせる薬は、
直接脳に投与しない限り効かないことになってしまう)。

たとえば、IGF-I(insulin-like growth factor I)
という物質は、血液脳関門を通るそうである。

IGF-Iでもいいし、他の血液脳関門を通りうる物質でもいいが、
糖鎖や抗体がこれらの物質を介して間接的に脳内に、
ひいては性格に影響をしている可能性は否定できない。

 

(3)ABO式血液型を決める遺伝子のきわめて近傍の遺伝子が性格に影響をしているかもしれない。

ABO式血液型を決める遺伝子のきわめて近傍に、
性格に影響する遺伝子(おそらく中枢神経系で強く発現している)が存在したとしよう。

この二つの遺伝子の遺伝子座が連鎖不平衡の関係にあれば、
見掛け上、ABO式血液型が性格に影響しているように見える。

それでは血液型占いが間違っている根拠は?

それぞれ、集団間の比較、個人的な事例、
血液脳関門の存在は血液型占いが、
間違っている根拠となりえないことを論じた。

それでは血液型占い、
あるいは血液型性格診断は正しいのか?

「正しくない」とかなりの自信をもって断言できる。

その根拠は遺伝学的な、あるいは、心理学的な研究で、
ABO式血液型と性格に強い関係が認められなかったことである。

血液型と性格に強い関係があるかどうか、
何度も調べられたけどそんなものは無かったというのが根拠である。

(引用先:http://d.hatena.ne.jp/NATROM/touch/20130702

この記事を読んで私は納得したわけです。

脳科学的にも血液型占いに
信憑性がないことが分かりました。

4. 嘘ではない「真実の占い」とは

ここで真実の占いというか、
嘘の占いは存在しないのかと不安に思う
占いユーザーもいるのではないでしょうか。

ですが心配ないです。

嘘の占いというものは存在せず、
当たらない占いというのは存在します。

この当たらない占いも
占い師や手法によっても異なることが多いです。

今は科学的根拠がない占いが多いですが、
どんどん統計学や心理学を扱う占いに進化しています。

統計学や心理学は学問ですので、
信憑性も格段に上がります。

真実の占いとはスピリチュアルなものは、
一切なくてもあなたを分かるものだということです。

真実の占いは限りなく統計学であることを知っていただきたい。

そして、パターンは未知数であることも知ってほしいです。

それはそのはず血液型占いは、
4パターンしかないというところでも話した通り、
人は4種類の種類に分けられないほど複雑で、
それぞれに個人の主張や育った環境や周りの人間関係が関係しているからです。

真実の占いを知るには、あなた自身が、
あなたの目で判断することが大切です。

嘘の占いはなくても、
あなたにとって当たらないは嘘と感じてしまっても
仕方のないことだからです。

5. 占いは嘘ではなく“心の支え”になる

占いは嘘ではなく
あなたの心の支えになるものです。

助言やアドバイスであることをしっかりと意識して、
あなたにとっても嘘偽りのない占い師と出会えますように。

 

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